
こんにちは、ツムログ管理人のKuniです。今年は暖冬傾向で、いまだ名古屋で雪が降らず。おかげで、寒さに震えることなく毎日、走れてます。
さて、本日は連日ニュースで騒がれている、ナイキ「厚底シューズ問題」について。東京2020オリンピックでの使用がOKかどうか、世界陸連の判断に注目が集まっていますね。
実は、問題になっているナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」について。プロはもちろん、市民ランナーの間でもこれほど人気があったなんて、知りませんでした。自称、ランナーなのに。
と言うのも、日頃のランニングやレース本番でもワラーチを愛用しているので、シューズに関心がなく。厚底が流行ってるらしいと、知り合いから聞いたことがある程度でした。
そんなワラーチランナーが、厚底シューズ問題について思うこと。旬なネタだけにアクセスも狙えるかなと思い、ご紹介したいと思います。
目次
そもそも、ナイキ「厚底シューズ問題」とは?
ナイキが開発した厚底ランニングシューズ「ヴェイパーフライ」。反発力のあるカーボンファイバープレートがソールに入っているため厚底になっているのと、爪先部がせり上がっている形状が特徴。
このシューズを履くと、カーボンファイバープレートの反発力で推進力が増すのと、かかとから爪先部への重心移動がスムーズになることで、記録の向上が期待できます。
実際、「ヴェイパーフライ」を履いた選手が記録更新を連発。非公式ですが、ケニアのエリウド・キプチョゲ選手が、フルマラソンを1時間59分40秒で完走したのも、このシューズです。
これに、世界陸連が異を唱え東京2020オリンピックを含む、競技大会での使用を禁止するのでは。と、注目が集まっているのが、ナイキ「厚底シューズ問題」です。
厚底シューズは、ドーピングか?
このシューズを履いて走ると、記録更新や高記録が期待できることから、ドーピングか否か。といった、トピックが話題に上がります。
実際に履いているアスリートや専門家の多くは「ドーピングでは、ない」としている模様。厚さに対しての規定もなく、ギアの技術レベル向上は必然とのこと。
しかし、不自然なくらいに新記録の樹立や記録更新がされる状況に「おかしい」と思う意見があっても良いのではないでしょうか。つまり、私はドーピングだと思っています。
厚底で膝が故障しないは、本当?
あと、厚底だから膝を故障しないといった意見も見聞きしますが、これにも違和感を覚えます。裸足ランナーやワラーチランナーであれば、同様の考えの人も多いはず。
そもそも、膝を故障するのは靴を履くから、とも言われます。クッションがある安心感からか、正しいフォームで走ることができず、衝撃をうまくかわさず無理やり殺すことで負荷がかかる。
反対に、裸足やワラーチのように衝撃と向き合いながら走ると、負荷がかからないフォームに自然と矯正されます。人間本来の走りになる。そんな言い方をされることも。
「ヴェイパーフライ」が膝を故障しないと言われるのは、厚底だらかではなく爪先部に体重移動がスムーズにできるため。負荷を、うまく逃しているからではないでしょうか。個人の見解です。
ワラーチとは?
ここで、先ほどから何度も触れている「ワラーチ」について、ご紹介しようと思います。ページ上部の写真で、私が履いているサンダルみたいなものが、ワラーチです。
市販もされていますが、愛用者の多くはDIYします。ゴム板を足の形に切り抜いて、鼻緒のように紐(パラコード)を通して足を固定します。とてもシンプルな構造です。
ゴムの厚みは7mm。薄っぺらいです。そのため、慣れるまでは足の裏が痛いです。それと、フォームが矯正されることでハムストリングがパンパンになります。
確か、「ヴェイパーフライ」でもハムが筋肉痛になると聞いたことがあります。構造は全く違いますが、目指しているところは似ているのかな。とも思ったりします。
問題なのは、厚底よりもプレートを入れてること
先ほど、厚底はドーピングだと私の考えを申しました。ですが、厳密に言うとカーボンプレートを入れちゃったのが問題と、考えています。
キプチョゲ選手が2時間を切った際に履いていたシューズは、プレートが3枚入った超厚底だったようです。さすがにそれは、やりすぎ。と「ヴェイパーフライ」肯定派の意見もあるようです。
ですが、個人的には1枚も3枚も変わらんでしょ(笑) と、思うわけです。
世界陸連のジャッジはどうなるのか?
近いうちにも発表があるようで、ジャッジの行方が気になります。特に、東京2020オリンピックを走るランナーにとっては、もろに影響がある話なので早めのジャッジを期待したいところ。
ただ、すでに「ヴェイパーフライ」を履いて記録が数多く出てしまっているので、難しい部分もあるように思います。
まとめ
「ヴェイパーフライ」を履くと、走るのが楽しくなると書かれた記事を読みました。市民ランナーがランニングを趣味にする入り口には、良いと思います。価格がネックですが…
ナイキ「厚底シューズ問題」と「レーザーレーサー問題」を同列に語ってはいけない理由 | 文春オンライン
今年の箱根駅伝で84.3%もの選手が着用し、大きな話題となったナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」。このシューズを履き、世界中で多くの選手が記録を更新したこともあり、昨秋から世界陸連が調査に乗り出…
ただ、それを言うならワラーチで走ってもめちゃくちゃ楽しいです。しかも、3,000円くらいでそれが味わえるのは、かなりの魅力。いっそ、裸足やワラーチでレースしてみてはいかがでしょうか。