うつ病1 うつ病は心の風邪? 回復までの過程について・急性期・初期に知っておきたい制度

心の風邪…?

うつ病のことを『心の風邪』と呼ぶことがあります。風邪といえば誰でもかかりうるよく聞く病気ですよね。人によりますが、数日で治ることがほとんどだと思います。

誰でもかかりうる…という点はそうだと思います。でもそこだけです。うつ病は一度罹患したら完治の難しい病気です。

うつ病が治ったことを『完治』とは呼びません。『寛解』と呼びます。寛解とは『病状が治って過ごせるようになる状態』になることです。再発の可能性がとても高い病気なので、完治という言葉はあまり使われないようです。

まずは自分の病気について、少し知ってみませんか?

回復までの大まかな過程

うつ病にはいくつかの過程があります。

  • 急性期(診断〜3ヶ月程度)
  • 回復期(4ヶ月程度〜)
  • 再発予防期(回復期が落ち着いてきてから年単位)
  • 寛解

急性期

今まさに辛い人は文字を読むだけでも大変ですよね…。

テレビの音もうるさくて、誰かに会うのも疲れてっしまって。大好きだった漫画も読めなくなり、音楽も聴けなくなってしまったり…。

生きている意味がわからず、消えたい気持ちでいっぱいになりますよね。それは急性期によくみられる状態です。

うつ病の主な症状

  • 意欲の低下
  • 集中力の低下
  • 体が重くて動けない(主に朝)
  • 涙が止まらない
  • 動悸
  • 希死念慮(死にたい気持ち)
  • 食欲不振(逆に過食も)
  • 好きなものへの興味がなくなる

心の病気と言われますが、体にもたくさんの症状が出ます。上記のような症状が2週間以上続く場合は精神科・心療内科・メンタルクリニックへ行ってみてください。

中には予約制で予約が取れない病院もあります。予約の日まで待てそうなら良いですが、無理な時は他の病院も電話してみてください。

ただし注意が必要です!

大丈夫大丈夫と思っていると病気が長引く可能性が高くなりますあれ?おかしいかも?と思った時点で病院に行くのもアリじゃないかと思います。

私は適応障害の時点で我慢してうつ病を再発しました。適応障害ならもっと早く回復できたかもしれないかと思うと残念です。

うつ病になる人の傾向として我慢しがちな方が多いようです。なのできちんと自分の心と体と相談して病院へ行ってください。

そして右上がりに良くなる病気ではありません。調子のいい時と悪い時を繰り返しながら良くなっていきます。三寒四温のように。いずれ春が来るのです。

病院以外の窓口は?

自治体などでは相談窓口などを設置している場合があります。

私は病院と併用して、対面で臨床心理士の方とお話しできる自治体のサービスを利用していました。残念ながらサービスが終了してしまったのですが、LINEで「SNS相談@自治体名」というのがあり利用したことがあります。

お住まいの地域で何かサービスがないか調べてみるのも良いかもしれません。

ちなみに有名な『いのちの電話』ですが、私は繋がったことがありません苦笑

病院は変えてもいいの?転院について

病院は最初に行ったところが全てではありません。先生方も人間ですから、あなたと合う先生を探してみてください。

最初はそんな気力も体力もないと思います。私はググって評判の良さそうなところに行きました笑

1年半程通いましたが、障害年金についてのお話を機に転院しました。
※障害年金についてはまた別で書きますね

転院には元の病院の紹介状が必要な場合があります。
お世話になってきた先生に「合わないから転院します」なんて言えなかったので、私は「引っ越し」を理由にして転院しました。

まずは休養が大切

辛い時は本当に大変だけど、この病気は『しっかり休むこと』、『投薬』などでよくなっていきます。

投薬は先生に症状をお話しして増量してみたり変更してみたり自分に合うお薬を探していきます。そして休養です。

とは言っても『しっかり休む』のがとても大変です。これが休めないんですよね…。どうやって休めばいいのか、仕事や学校を休んで情けないとか。

私は元気な頃にニートをしていたことがありますが、その時は充実したニートライフを送れてました。お休み?最高じゃん!!と、お金がないなりにそれはそれは楽しく過ごしておりました。

それでもうつ病で会社を休む時、無力感と情けなさで泣きました。ちゃんと休めるようになるまで何ヶ月もかかる場合もあります。

上に目安の期間を書きましたが、あくまで目安です。この通りにならなくても大丈夫です。私は1年以上引きこもってました!前々から思っていましたが、引きこもりの才能があると思います。

症状次第では、休まず投薬だけで生活できる場合もあるようです。私は休養を必須とされたので、人それぞれだと思います。

そして知っておきたい制度。

うつ病になったらまずやること…それは自立支援医療制度の申請と傷病手当金の申請、失業保険の延長申請です。

自立支援医療制度とは

病院にかかるようになったら、まず自立支援医療制度を利用してください。

これは指定した病院と薬局でかかるお金が1割負担になり、世帯所得に応じて月額料金に上限が設けられる制度です。

健康保険に入っている方でこれを利用しないと、いつも通りの3割負担なのでこれが後々結構響いてきます…!

申請以前のものは対象外になるので早めの申請がオススメです。申請する時は自治体の「障害福祉課」などが窓口になります。

必要なものは

  1. 病院で主治医に書いてもらう「自立支援医療制度用の診断書」
  2. 申請書(役所にあるので申請しに行く時に書けば大丈夫)
  3. 世帯所得が確認できるもの(なければ役所で調べてくれるから大丈夫)
  4. 健康保険証
  5. マイナンバーがわかるもの
  6. 制度を利用したい病院と薬局の名称や住所がわかるもの(診察券かググれば大丈夫)

自治体によっては必要なものが異なる場合があります。

お住まいの自治体の「障害福祉課」または代表電話に電話して必要なものを先に聞いてメモしておくと良いと思います。

診断書の値段も病院によりけりです。私は3000円+税でした。

申請して受理されると『受給者証』が届きます。ただし受給者証が届くのには時間がかかります。

それまでの間に受診する場合には、申請時に役所でもらえる「申請中だよーとわかる書類」を病院と薬局で見せてください。病院・薬局によってはそれで1割負担にしてくれます。

もし3割負担になったっ時は、その時の領収書を取っておいて、受給者証が届いた後で一緒に提示すると返金してもらえます。

傷病手当金とは

被保険者が業務以外の怪我や病気で働けなくなった時に支払われるお金です。
失業保険と同時には受け取れません。そのため、先に傷病手当金をもらう手続きをしましょう。

簡単な特徴

  • 最長で1年6ヶ月もらえる
  • 途中で退職してももらえる
  • お給料の2/3程もらえる

1日あたりの金額=支給開始日以前の継続した12ヶ月間の各月の標準月額を平均した額÷30日×2/3


もらうための4つの条件

  1. 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
  2. 仕事に就くことができないこと
  3. 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
  4. 休業した期間について給与の支払いがないこと

傷病手当金を受け取り一度復職して再度休職で傷病手当を受け取る場合、復職していた期間も傷病手当金の受け取り期間に含まれます。


詳しくは会社の担当の方に聞いてみてください。ここでは「こういう制度があるよ」と知ることを優先させてもらいます。

参照:全国健康保険協会

失業保険の延長申請とは

失業保険は基本的にすぐに働き先を探せる状態の人を援助してくれる保険です。ですが、病気などの理由ですぐに働けない場合は治ってから貰えるようにすることができます。それが延長申請です。


受け取るための条件

  • 離職の日以前2年間に12か月以上「被保険者期間」がある

延長できる条件

  • 退職した翌日から、1年間働くことができない状態が30日以上続いた場合(受給期間延長の申請ができます)

※被保険者とは…雇用保険に加入していた人です
※うつ病以外でもこれが適用される場合があるので詳しくはハローワークのホームページを確認してみてください!

受給期間延長手続きを行う時期

・離職の日(退職した日)の翌日から30日過ぎてから早期に申請

これはしんどい時期ですが、頑張ってやりましょう!会社を辞めて30日経ってから早急に申請する必要があります。申請をしないと、受け取れるはずだった金額が受け取れなくなってしまいます。

また、在職中は受給期間延長の申請はできません。もし9月末日に退職した場合は、30日後の10月30日にハローワークへ申請にいきましょう!

受給期間延長申請の手続きに必要な書類等

  1. 受給期間延長申請書(ハローワークでもらえます)
  2. 離職票―2 (離職票―1は不要です。ご自身で持っていてください)
  3. 雇用保険受給資格者証
  4. 延長理由を証明する書類
  5. 印鑑

詳細はハローワークのホームページを確認してみてください。

参照:東京ハローワーク

まとめ

  • うつ病が治るには過程がある
  • うつ病が治るまでには波がある

うつ病になったらまずやること

  • 病院にかかる
  • 休養
  • 投薬
  • 自立支援医療制度の申請
  • 傷病手当の申請(社会人)
  • 失業保険の延長申請

こんな記事を書いている私も寛解には至っていません苦笑

一人で何もわからなかった頃の自分や似たような境遇の方のお役に立てる記事になることを願って記していこうと思います。


次回:

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