
うつ病には寛解に至るまで過程があることは前回お話ししましたね。
では辛い症状がたくさん出ていた急性期の次、回復期について知っていきましょう!
回復期とは
急性期の辛い症状が徐々に和らいでくる期間です。ここでやっと少し未来のことが考えられるようになってきたり、好きなことができるようになってきたりします。

しかし!
それは焦りが生じてしまうことにも繋がってしまうのです。
好きなこともできるんだから、早く社会復帰しなきゃ。早くお薬をやめなきゃ…。
でもまだそれは早いのです。たとえば社会人で休職、無職…。学校に行けていない…出席日数が足りない…。焦りますよね、そりゃ。健康な人でも焦ることですから、仕方のないことかもしれません。
うつ病の回復の道のりは三寒四温のようです。今は調子が良くても、また沈んでしまうことがあります。そんな時に無理をしては元の木阿弥。
焦らず深呼吸をしましょう。

カーテンを開けて陽の光を浴びるだけでも気分が変わりますよ
そして主治医の先生に相談してみましょう。
回復期の過ごし方
私の場合
私の場合、まずは『散歩』を提案してもらいました。着替えて外に出る練習です。最初はお布団から出られればグッジョブです!靴を履くまで、家の外に一歩…。少しずつ慣らしていきましょう。でもそうなるとお風呂にも入っておかなければ…と意外とやることが多くて大変ですよね。私はお風呂は真夏以外はちょっとサボりました…。
その次は図書館に通いました。
毎日同じ時間に外に出て、一定時間を過ごす練習です。毎日服を選ぶことや、身だしなみ、人がいる空間で過ごすこと。最初は週3日や短い時間から始めていきました。
これが引きこもりに慣れてしまうと中々大変。
一般的に求められる『普通』がとても難しい。
まず何をすれば良いのか分からないし、本も読めない…。私は4コマ漫画を読むところから始めました。文字数や情報量が多いものは最初は読めなかったので。
あとはTwitterです。文字数が制限されているのでこれは苦になりませんでした。
おすすめの過ごし方
好きなことをして過ごしましょう。
決して「好きなことはできるのに仕事、学校へ行けない」と自分を責めないでください。
好きなことができるようになっただけでも凄いことなんです!
予定通りにできなくても、また動けない日があっても、落ち込まないでください。『辛い時に無理をしない』というセルフケアができているのです!
セルフケア、これは今後もずっと大切にしていきたいです。元の自分に戻るのでは、また心が折れてしまいます。今度はセルフケアのできる自分を目指しましょう。
私も今それを目指して奮闘中です!一緒にゆっくりいきましょう(*´꒳`*)
好きなこと、出来ることが見つかるといいですね(*´꒳`*)
私はお風呂が苦手で…入るまではいいんですけどね。あ、もちろんシャワーオンリーです。すぐ肌荒れするので保湿等。一番厄介なのは髪の毛を乾かすこと…!
昔の銭湯にあったスーパーサイヤ人になれる髪の毛乾かすやつ、もっと進化して家庭用になって欲しい…。
好きなことも見つからない
まだ急性期なのかもしれません。
できることが見つかるまで、好きなことが見つかるまで、ゆっくり休みましょう!
回復期でも波がありますから、布団から出られない日もあっていいんです。無理しないこと!
回復期の希死念慮
回復期以降で怖いのが、少し動けるようになってきてからの希死念慮(死にたい気持ち)です。
急性期は体を動かすこともままならない状態で、死にたくても実行する体力がありませんでしたが、回復期は悲しいかな実行できる体力と正常に判断できない心が同居する時期があります。
自殺企図(自死の計画)や、実際に行動を起こしてしまうことがあります。私も何度か大量服薬や首を吊りましたが、紐が切れたり友人に助けてもらったりしています。その度に死にきれなくて情けなくてまた落ち込みます。
一人にならないで!一人で抱え込まないでください!何度も私が言われてきた言葉です。
もし大切な人にが精神的に参っていたら、自分だったら支えてあげたいと思えるのに、自分にだけはそうはしてあげられない。正常な判断ができていない状態です。
私は血縁者とうまくいかず、些細なことで決断してしまうことがありました。それはもう本当に些細なことです。でも私は首を吊りました。友人が警察に連絡してくれて今も生きています。かっこ悪いなぁと思います苦笑
かっこ悪くても生きてるだけでいいんです。きっと。今も自殺企図や希死念慮に悩まされている身としては偉いことは言えません。
まとめ
回復期は少しづつできることが増えてきます。
ただ、これを読んで誰かの明日に繋がればいいなぁと思い書いています。
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